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199 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 20:28:04 ID:LHuhut9V0
当時通ってた銭湯によく映画のポスターが貼られていた。
小学生の俺はある日の夜遅く一人で閉店間際にその銭湯に行った。
入るときは急いでいて視界にも入らなかったんだが
風呂から上がってフルーツ牛乳を飲んでいるとき
映画のポスターが新しいものに貼りかえられていることに気付いた。
サスペリアだった。上気していた体が一気に冷えた。客は俺一人。
決して一人では見ないでください…あの怖いCMが頭をよぎる。
もうだめだ。暗い夜道をこれから一人で帰るなんてありえない。怖すぎる。
俺は番台のおばちゃんに頼んで家に電話してもらい、受話器の向こうの親父に
「なんか急に足が痛くなって歩けないから風呂屋まで迎えに来て」とウソをついた。
おばちゃんも親父に「○○ちゃんだいぶ顔色悪いからはやく来てあげて~」
と言ってくれたが、なぜかニヤニヤしていた。
ポスターを絶対見ないようにしてソファーに座って待っていると
しばらくして入り口の戸が勢いよく開いた。
そこには顔面血だらけの親父が立っていた。
「え?え?え?え?え????」俺がパニクっていると
「サスペリア~~~~~!!!」と叫びながら親父がすごい顔でこっちに走ってきた。
俺は失神した。

大人たちににはすべて見抜かれていた。
親父はポスターが変わったことも知っていたらしい。
嬉々として自分の顔にケチャップを塗りたくっている場面を想像すると
我が親父ながらこのおっさんアホやなあと思ってニヤけてしまう。
現在親父は66歳になるが、唯一の楽しみがホラー映画鑑賞だ。